起業して開発していたプロダクトをリリースした

開発でツラかったこととか今後の方針とか

Posted on Thursday, August 4, 2022

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プロダクトをリリースした

2022年になったとき「これからは毎月1本はブログを更新しよう!」と決めていたのだが、あまりにも忙しすぎて前回更新から2ヶ月も経ってしまった。 スタートアップというのは状況が目まぐるしく変わるもので、基本的に忙しいものなのでしょうがない気もする。

さて、前回までの更新で「色々落ち着いたらちゃんとリリースを打ちたいと思う」なんてことを書いた記憶があるのだけれど、無事にリリースが打てた

現在すでにApp StoreやGoogle Play Storeにアプリが並んでおり、誰でもアプリがインストールできる。

プロダクトのコンセプトとしては「デジタル商店街」をテーマにしており、インターネットを通して地域の商店街の盛り上がりや購買意欲の向上を体験できるアプリとなっている。 まあ本質的にはお店だけが投稿するインスタみたいな感じなのだけど、他のプロダクトだと営業時間の変更やタイムセールの通知などが簡単に行えず、かつ一般ユーザーは事前に店舗アカウントをフォローしておく必要などがあり、これらの課題を一気に解決するプロダクトとなっている。

一般ユーザーとしてはアプリを入れておくだけでセール通知などが来て、アプリを通して知らない地元のお店について知ることができる。 同時にお店としてはフォロワー稼ぎを頑張ることなく自動的に地元のユーザーにリーチできるようになっている。

一般ユーザーにとってお店を認知すること、お店にとっての集客はそれぞれリアルな商店街ならものすごく簡単なものであるはずなのに、これがデジタルとなると途端に難しくなる。 事実としてインスタのアカウントを運用している店舗のほとんどがフォロワー数が伸び悩んでおり、同時にプラットフォームの分断の問題もあるのでFacebookユーザーやTwitterユーザーに届くようそれぞれのSNSでも投稿を頑張らなければいけない。

今回のプロダクトはデジタルでの活動をなるべく簡単にできるように考えており、将来的にはクロス投稿でStreetsに投稿するだけでFacebookやインスタ、Twitterにも投稿できるような機能を足そうと考えている。

そんなこんなで今後も開発は続けていこうと思う。

実はある程度動くものが5月の時点にはあった

ここまでの書き方だとようやく最近開発が落ち着いたような感じが出ているが、実は最低限の機能を持ったものについては5月の頭にはあったのである。 なんならその時点で業務提携先にデモを見せたりしていた。

ではなぜそのタイミングからここまで時間差があるかというと、お察しの通りものすごい量の改修作業と安定化が図られたからである。 git rev-list development --since="20220-05-01" --countで数えてみたら1018コミットされていた。 ちなみに開発メンバーは基本的に自分で、CEOがデザイン系の改修、あと業務委託でちょっと作業してもらってるのが1人いるので、かなりのスピード感で作業をしていたのがわかる。

APIを安定化させたりID認証の部分のセキュリティを改善したりデザインを直したり、とにかく色々変更した。 またリリース直前になってApp Storeに並べるためにはAppleでサインインの機能をつけなければいけないことが発覚したり、リリースの2週間前にアプリ内でアカウント削除機能をつけることが義務化されていたことが発覚したり、とにかくバタバタしていた。

エンジニアを採用したい

そんなこんなでリリースまで漕ぎ着けて忙しさのピークは一旦落ち着いたのだけど、とにかくここまで大変だった。 朝から夜中まで開発してたし休日も結構な時間開発に割いてて、直し方の見当がつかないバグにぶつかるたびに「マジでもう2度と起業しねえ」なんて奥さんに愚痴ってたりしていた。

自分はもともとサーバーサイドからインフラ周りをメインにやるエンジニアだったので(たまにReact書いてたけど)、今回モバイルアプリを初めて担当して全く知らないドメインと格闘したのもなかなかにしんどかった。 今は色々格闘してググりまくった結果いろんな知識がついたけど、もう2度としんどい思いはしたくないなーと今は思っている。

そんなわけで自分はモバイルアプリについてはプロフェッショナルではないので今後本格的にFlutterエンジニアを採用したいと考えている。 自分がいればかなりの速度感で開発できるけど、これが持続的な体制かと言われると微妙だし本来考えるべきことややるべきことはたくさんあるので(各種設計とか)、そろそろ他のエンジニアへ知識伝播させていくタイミングだと思う。 あと実は知らないうちにFlutter開発におけるアンチパターンを踏み抜いてるかもしれない。

エンジニア採用について、現在周りの友人を誘って副業という形で入ってもらおうと思いつつ、正社員としての採用は来年以降で資金調達をしたタイミングでやろうと思っている。 資金調達とか経営的な話についてはまたそのうち。

まとめ

そんなこんなで今回プロダクト開発まで持っていけたので、今後とも新規機能開発を続けていこうと思う。