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はじめに
今年は色々あったが、まず何よりも最初に浮かぶのは2022年は後半全くこのサイトを更新しなかったということ。 シンプルに仕事やプライベートが忙しかったというのはあるし、オープンにしていいネタがそこまで多くないなど色々要因はある。
もう少し何か書けばいいかなとは思っていたが、まあそんな肩肘張らずのんびり更新する感じでもいいのかなって気もしている。 こんなペースだと来年とかは更新するのが3, 4回になりそうだが。
さて、今年は本当に人生的に大きな動きがたくさんあったと思う。 主にやったこととしては
- (2月) 正社員を辞めてフリーランスになった
- (3月) 結婚
- (4月) Streetsを創業
- (8月) K Squadを創業
といったところ。
やはり結婚したというのは大きいし、あと会社を2つ作ったというのも非常に人生的に大きな出来事だと思う。
ここらへんについてのんびり振り返っていきながら今年の結びにいい感じに持っていきたい。
結婚
去年(2021年)の6月頃から今の奥さんとは同棲をしていたのだが、今年の3月に正式にプロポーズして3月22日に籍を入れた。
元々同棲していたというのもあってそこまで大きな生活の変化は無いが、前に比べて奥さんの実家に行く(ご飯を振舞ってもらう)頻度が結構多くなった気がする。 多分一ヶ月に一回くらい。
周りから「夫婦円満か」とか「順調なのか」などと色々茶化されることはあるけど、今のところ不満は無いという表現が妥当だと思う。
家事の負担は基本的に自分がほとんどやっていて、自分がまだやっていない作業を奥さんが補完的にやるという方針。 自分としては家事をすることにそこまで抵抗感は無く(むしろ好きでやってる部分もある)、ここらへんについては特に問題ないと思っている。
2023年2月に結婚式を挙げる予定ではあるが、ここについては未だにモヤモヤしてるところはある。 個人的に結婚式を挙げる意味がわからないし、あまり人前に出て自分が注目される状況というのは好きではなく(フォロワー1万人超えてるやつが何言ってんだという感じだが)、一方で奥さんは結婚式をどうしてもやりたいと言っていたのでここは本当に揉めた。 結果的にこっちが根負けして結婚式を挙げることになったが、未だに納得してないしこれに数百万も飛ばすなんて今でも考えたくない。 しんどい。
Streets創業
4月には地域情報流通活性化事業としてStreetsという会社を立ち上げた。 ここは前のエントリーでも言及した気がするが、主にインスタみたいなアプリを作って中小の店舗が簡単に地元のユーザーにリーチできるようなインターフェースを用意しようというのが今回の試み。
今年の4月あたりから開発に着手して7月だか8月くらいにリリースし、色々機能開発とかもやっていって、創業から半年ちょっとだがかなりのスピード感で走ってきた感はある。
採用してる技術として、今回はWebアプリではなくモバイルアプリとして開発するということで自分が全く触ったことのなかったFlutterを使い始め、サーバーサイドは自分のわがままでRustを採用し、色々好きにやってる感じはある。 サーバーサイドとインフラ、DB設計等については元々自分の主戦場だったというのもあり、今のところ安定的に稼働している感触はある。 実際に(まだユーザー数がそこまで多くはないが)今までヤバい障害みたいなのは起きていない。
一方でフロントエンド(Flutter)についてはやはりベストプラクティスを知らない&&そこまで経験値が溜まっていなかったなどの理由で結構苦戦してるところ。
特に状態管理のアプローチについては迷走していて、今まではFlutterエンジンが提供してるStatefulWidget
をメインに使っていたが、直近は可能な限りRiverpod側に寄せる方針に切り替えていて、コードの中身が結構ゴチャゴチャしている。
プロダクトの性質としてサーバーサイドは透過的なDBのインターフェースでしかなく、フロントエンドが諸々ボトルネックになってくるのでここを上手にやれてないのは後悔というか反省している部分ではある。
ただReactを元々触っていたというのもあり、そこまで違和感なく開発に入れて、今年は爆速でリリースまで持っていけたというのは収穫ではあると思う。
技術的なこと以外として、Streetsのおかげで今までの自分じゃ絶対に関わることは無さそうな人々と付き合いを持てたというのは本当に良かったと思う。 自分はやはりITベンチャー業界に生きる普通のソフトウェアエンジニアだったので、もし今回起業していなかったらずっと渋谷ベンチャー界隈の反復横跳びして過ごしていったのかもしれない。 それが地方の商店街だったりテレビ局、役所など色々関わることができているので非常にエキゾチックな感覚ではある。
そんなこんなだが、Streetsについてどんな感情を持っているかというと、最初の方はすごく楽しかったけど今は正直なところツラい感情の方が大きくなってきている。 プロダクトは伸びているのかというと正直まだ全然だし、もちろん全く黒字化しておらず、今のところこのプロダクトが世間に広がる未来が全く見えない。 コンセプト自体は非常に良いのだけど、結局のところ現状インスタやGoogleマップの下位互換でしかない。 先日CEOと話してこの事業はプロダクトではなく課題解決で勝負する的なことを言われたが、一方でプロダクトありきの事業なので結構難しい状況だと思っている。
プロダクトの質としてはどうかというと、結局フルタイムで責任持って管理しているのが自分しかいないというのはかなり厳しい。 一応業務委託等で手伝ってくれてる人はいるけど、お手伝いと管理者では障害等のインシデントに対して主体的に向き合えるかどうかに圧倒的な違いがあると思っていて、要するにプロダクトに関しては全責任が自分に降りかかっていることがかなりストレスになっている。 同時にこの状況下に置かれながら頑張るインセンティブがそこまで大きくないので本当にしんどい。
そんなこんなで今年の夏過ぎくらいまでは楽しく仕事ができていて土日も深夜も適宜作業に時間を充てていたのだけど、今はただただストレスでここ1, 2ヶ月はもう平日の日中以外の時間にSlackを開かなくなった。 モチベーションとしてもかなりしんどくなってきて、CEOに相談して今年は残り2週間半ほどだが休みをもらうことにした。
来年以降もうどこまで頑張れるかわからないが、少しペースを落としてのんびりやっていこうと思う。 ひょっとしたら来年は手のひら返して事業楽しいなんてやってる未来もありえるかもしれないが、そこはご愛嬌。 ひとまず今めっちゃツラい。 誰か助けて。
K Squad創業
今年の8月にStreetsとは別で個人用の会社を作った。 設立の経緯として、今までも紹介で色んな人とお話をすることがあったが個人事業主より法人格の方が仕事を頼みやすいと言われることが多々あったことから設立するに至った。
名前の由来として、kはkomiのkから取り、squadというのは英単語でマイメンというか仲良いダチって感覚のスラングで、今まで色々仕事してきてこれからは自分の好きな人とだけ仕事していきたいなと思いを込めてK Squadとした。 あと自分がジャズとかインスト系の音楽をよく聴くのだけど、ジャズバンドのJ-Squadから転じてというのもある。
こっちの方はとにかく仕事が楽しくて仕方ない。 自分が主体となってお客さんにコンサルティングして、困っていることがあったら適宜コード書いてあげたりと顔の見えるお客さんのために仕事をしているという感覚が強くあって本当に良い。 あとお金という観点でも、Streetsはコードをいくら書けど一銭にもならないけど、K Squadで受けている仕事は本当にコードが如実に価値を生んでいるのがわかる。
K Squadでは変にtoBマーケティングみたいなのはやらず完全紹介性で仕事をしているのだが、当初の好きな人とだけ仕事したいという思いから基本的にぼったくりのような仕事をしないという方針にしており、自分達がめちゃくちゃ儲かっているわけではないが本当にやりがいのある仕事をしているという感覚がある。 自分がやりたい仕事はこういうことだったんだなと最近強く思う。
メンバーは今のところ4人で、全員コードが書けるし、コミュニケーション能力も高いので適宜営業サイドにも回れるというのはかなり強い。 なのでお客さん側からすると営業で見かけたやつが直接コードを書くということになるのでプロダクト設計について意思疎通がとりやすいし、何より稼働する人間が最低限になるのでとにかく人件費が安くなる。 ここはそこらへんの受託開発企業とは大きく異なるところだと思う。
将来的にはK Squadのチームも大きくしてより大きな仕事に取りかかれれば良いかなと夢想している。 今のところ自分の大学時代の友人を引き込んで彼らには業務委託として仕事を手伝ってもらう形式にしているが、こういったメンバーをどんどん増やしていきたい。
その他
仕事とかの話は本当に悩みがつきものだが、趣味などについては今年は色々充実したのでそれも色々。
筋トレ
去年の夏あたりからジム通いを始めて、今年はベンチプレスが大台の100kgを超えた。 現在のMAXは110kg。
流石にこのくらいちゃんと筋トレやってればジム通いも趣味として言えるだろうと思い、もう少し課金してクオリティを上げることにしてジムも新しいところに行き始めた。 今まで行ってたジムは区営の1回2時間550円のところを使っていたが、近さやスケジュール等を考えて近場の月6000円くらいの行き放題のところに変えた。 おかげさまで非常に近くで気軽に行きやすくなり、かつトレーニングルームも広くなって混雑に悩まされることは無くなったので非常に満足している。
来年はもうあまり重量を上げることは考えず、少し体を絞って良い体を作っていく予定。 実際に現在すでにバーベル系のメニューはダンベルでフォームを気にするようにし始めた。
特にボディービルディングのコンテストに出ることは考えていないが、せっかく筋トレを頑張っているので何かしら挑戦でもしてみようか悩み中。
ランニング
ランニングもちょこちょこやっていて、去年Apple Watchを買ったタイミングでタイムを測るようになった。 家の周辺を走っているのだが、ちょうどよく5kmジャストのコースを見つけたのでここをタイム測る基準として使っている。
去年までは1km5分切るかどうかみたいなラインだったのだけど今は1km4分40秒くらいで気軽に走れるようになっていて成長を感じる。 そのうちマラソン大会にも出てみようか考え中。
ただ今のところ10kmくらいしか最大で走らないので42.195kmを走って耐えられるのかはわからないから練習する必要があると感じる。
それはそうと皇居とかみなとみらいとかランニングの聖地と言われいるところも2023年にはチャレンジしてみたい。
PS5
今年の夏あたりにヨドバシを歩いていたらPS5が売られているのを発見し、とうとう我が家にPS5が生えた。
もともとゲームはすごい好きだったのだけど非常に時間を食うため意図的にゲームは買わないようにしていたのだけど、今回いざ買ってみたらやはり楽しい。 買った直後とかは6時間くらい平気でぶっ通しでやってしまい、ワクワクしながら買ったラチェット&クランクを3日でクリアしてしまった(レベル上げ、トロフィー集めなど全て完了)。
今は別のゲームをやっているが、やはりゲームは楽しい。 仕事柄かなり稼働時間に融通が効くので奥さんの仕事の邪魔にならない範囲で平日の昼間にもやっていることもあるが、ちゃんと仕事と両立できているのでこれも良い趣味かなと今はプラスに捉えている。
お金
2022年は特にお金が貯まった1年だったと思う。 2021年の時点で引っ越しは終えて家具や家電等は揃い、今年は結婚指輪等を買った以外は特に大きな出費はなかったので平均すると毎月60万くらい貯金できてたんじゃないかと思う。
いわゆる30歳までに貯金1000万を貯めよう的な言説があるけど、今25歳(今月末で26歳)だが恐らく来年の春くらいには貯まってると思われる。 その前に確定申告を乗り切らないといけないが。 今年は正社員辞めてフリーランスになり会社役員になったので収入源が本当にめちゃくちゃ。
そんなお金貯めてどうするのかと聞かれたことがあるが、ぶっちゃけ特に目的は無くて口座にお金が貯まっていく様子を見るのが好きなだけなのでこれといった目的意識はない。 趣味についてはも上述の通りめっちゃお金がかかる趣味を持っていないので、本当になんでこんな金を欲しがってるんだという感じではある。
ところで今欲しいものは車とデカい一軒家くらいで、車は置いておいて注文住宅となると軽く億が必要になり、本当に気が遠くなるのでここはFPとかに相談しようと思ってる。 宝くじ当たって欲しい。非課税で10億欲しい。やっぱり会社売却しか有効手段はない気がする。
K Squadの方は今年8月に創業して役員報酬は0円に設定しているが、来年は色々計算しながら役員報酬は決めていく予定。 税金対策ということで住んでる家を社宅化したりと経費にできそうな部分は色々工夫してるので今後役員報酬で入れる分は丸ごと貯金になるイメージ。 多分役員報酬は月30万円くらいにするつもり。あとで電卓叩いてみる。
まあ基本的には会社にある程度お金を残してチームメンバーに分配していくつもりで、そっちの方が今後より大きなお金を作れると思うのでここは今後要検討。
終わりに
2022年は色々あった。
そういえば自分のコアバリューというか何に価値を感じるかについて、今までは余裕を持つの一点張りだったけど、今は余裕を持ちながら自分の身の回りの人を幸せにしたいに価値観が変遷してきた。 まだまだ全然自分も余裕じゃないけど、そういう風にありたいって思えるようになってきたのはある種で成長なのかもしれない。
充実はしてるが悩みはつきものだし、全然順風満帆じゃない。 ただ徐々に自分がやりたかったことが明確になりその道のりが見えてきて景色も良くなってきたので、2023年も足掻いていこうと思う。