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ツイッターが死んでしまうという事実
去年イーロンマスクがツイッターを買収したのをきっかけとしてツイッターがいよいよ死にかけている。
具体的に、APIが有料化されたことによって様々なサードパーティのアプリが使い物にならなくなったこと、140文字制限が撤廃されたこと、レコメンドアルゴリズムが変なこと。 他にも競合サービスの名前をツイートすると凍結されるなどかなり言論の自由が制限されている。
色々あってもうツイッターは主要SNSとしてはもう限界が来ているらしい。
ツイッターの代替として今はBlueskyなりMisskeyなり色々サービスはあるが、どこが主要な移住先となるかは未だに不明。 ちなみに自分は今やBlueskyばかり見ている。
自分はツイッターは高校生くらいに始めて、途中アカウント凍結に遭ったりして今使っているアカウントは6年くらいしか経っていないのだけど、それでもツイッターというサービスには長らくお世話になっていたから、このように自分が活発に活動していたプラットフォームが死ぬのはやはり厳しさを感じる。
そのような郷愁は感じつつも、実利的な観点でツイッターが死ぬとケイスクワッド社として多少難しい状況となる。
今回のエントリーではその点について思考整理していこうと思う。
ツイッターのフォロワーの多さで"スゴい人感"を演出していた
自分のツイッターアカウントはフォロワーが1.2万人ほどいる。 いわゆる万垢というやつだ。 そしてアカウントのブランディングとして"技術的知見がすごい若手"というような見られ方をしている。
ただ、ここは自分のブログなので正直なことを白状すると、自分は技術的に何か尖っているわけではないし(世間一般のエンジニアより優秀である自信はあるが)、そこまで面白いことを言っているわけではない。 実力以上に評価されてしまっている自覚がかなりある。 一応多少OSSにコミットしたりしていたが、それももう数年前の話でここ最近は全くOSSコミットをしていない。
そんな自分でもエンジニア界隈・ビジネス界隈という結構狭いコミュニティの中でここまでフォロワー数を伸ばせたのは自分としても結構すごいと思う。 実際フォロワーが多いことから様々な取材を受けたり仕事をもらったり、結構なメリットを享受していた。
そんな状況で今回ツイッターが死んでしまうのは自分としては少々の痛手となる。
スタートアップは往々にして金もコネも無いのでなんとかして顧客と繋がる必要があり、自分はその起死回生の一打としてツイッターを利用していたのだが、これが絶たれることになってしまう。 ツイッターがサ終するかK Squadが十分な顧客基盤を作れるか、どちらが先か今かなり焦っている。
YouTubeを始めた
そんなわけで最近は第3の選択肢としてYouTubeを始めてみた。
YouTube単体でマネタイズしようとは一切考えていないが、集客チャネルの1つとして育てていこうかなと考えている。
自分がよく見ている税理士のチャンネルがあるのだが、そこでチャンネル解説から4ヶ月で登録者数が10万人を超え、問い合わせが毎日10件来るようになったと話していた。 若干数字を盛っているのかもしれないが、それでもある程度需要のあるコンテンツを発信していけば集客の一つの入り口になるらしい。
K Squadでは技術顧問を今後メイン事業としていこうと考えており、そこで技術に関する雑多な話をYouTubeで展開していこうと考えている。 ちなみに今のところ技術顧問という単語ではチャンネルとしてYouTubeのSEOで一位を取れている。
技術に関するトピックならそうそう簡単にはネタは尽きないはずなので、徐々にアカウントを育てていこうと思う。
技術顧問という市場の開拓
ところで技術顧問というのを事業として真っ当に行っている会社はどうやら多くないらしい。
一部ではコンサルティングという名の元に技術顧問をやっている会社はあるが、一般にITコンサルティングというのはプロジェクトありきで発注されるものなので、税理士のように定常的に頼むものではない。 技術顧問はITコンサルティングとは違ってプロジェクトが発生する前から会社と関わり、伴走形でITに関するセカンドオピニオンとして機能する。
技術顧問とは経験値として以下のような企業には本当によく刺さるサービスらしい。
- エンジニアを雇うほどではないがITに関して助言をもらえる体制が欲しいという中小企業
- ジュニアレベルのエンジニアはいるがシニアクラスのエンジニアがいない
今後これを幅広く展開していこうと考えていて、技術顧問という存在が税理士といった士業のようにポピュラーな存在になれば良いかなと考えている。
終わりに
ツイッターが死につつあるという時代の変化に対してK Squadも対応していかなければいけないが、今回YouTubeを始めるという投資が今後プラスに働いていけば良いかなと考えている。
今後も頑張っていきたい。